お世話になります。
現在、確定申告のためにAmazonの売上・費用データを整理しているのですが、適格請求書(インボイス)の金額と、セラーセントラルの「レポートリポジトリ」からダウンロードできるデータの金額が一致せず、税理士から指摘を受けています。
最初は税理士にこの点を指摘され、税務署に確認したところ、同様の回答を受けました。
具体的には、
・適格請求書(https://sellercentral.amazon.co.jp/tax/seller-fee-invoices)の金額
・レポートリポジトリ(https://sellercentral.amazon.co.jp/payments/reports-repository)の「概要」レポートの支出金額
これらのデータが一致しません。
月ごとの売上と費用を一致させなければならないのですが、適格請求書に記載されている金額と、レポートリポジトリで取得した支出の金額に差が生じているため、正しく経費計上できない状況になっています。
例えば、2024年12月分について
・適格請求書の合計金額(仮):60,000円
・レポートリポジトリの支出金額(仮):50,000円
このようにズレが発生しています。
【Amazonテクニカルサポートとのやり取りで分かったこと】
Amazonテクニカルサポートに問い合わせたところ、この差異の原因は「販売手数料と出荷作業手数料の計上されるタイミングの違い」によるものとのことでした。
具体的には、
・適格請求書は「出荷通知を送信した時点」で販売手数料や出荷作業手数料が計上される
・レポートリポジトリの概要レポートでは「お届け予定日などの留保中トランザクションが解除された段階で計上される」
そのため、同じ12月のデータでも、「適格請求書」では12月に計上された費用が、「レポートリポジトリ」では翌年に計上されるケースがあるということになります。
【なぜ問題なのか?】
例えば、2024年12月分の売上が100万円(仮)だったとします。
この売上をあげるために90万円(仮)の費用を使った場合、通常であればこの90万円は費用計上できます。
しかしながら、売上と費用の計上タイミングがズレることで、適格請求書とレポートリポジトリの支出のデータが一致しないため、そうなると当然ながらレポートリポジトリの売上データも、適格請求書の支出費用のものとは認められないため、税務署から「売上期間に対する費用だと正当性が認められない」と回答を受けています。
これは弊社としても納得できる指摘であり、期間がズレてしまうことで
・翌年の費用を今年の費用として計上してしまう
・逆に、昨年の費用を今年の費用として計上してしまう
といった税務上の問題が発生すると考えています。
【どのように解決すればいいのか?】
Amazonの仕様上、販売手数料やFBA手数料が異なるタイミングで計上されていることが原因であるため、「売上と費用が同じタイミングで確定されているデータ」が必要です。
現時点で考えられる解決策としては、
・売上が確定した時点で発生することが確定している費用(販売手数料・FBA手数料など)が、売上と同時に計上されるデータがないか探す
・もしくは、費用が発生することが確定した時点で売上が確定しているデータがないか探す
要するに、売上期間と費用期間が完全に一致したデータが必要になります。
【皆さんの経験をお聞きしたい】
このような売上・費用の期間ズレに関する問題について、
他のセラー様はどのように解決されているでしょうか?
Amazonから提供されるレポートのうち、売上と費用の計上期間が完全に一致しているデータを取得する方法をご存じの方がいれば、ぜひ教えていただけますと幸いです。
レポートリポジトリのトランザクションデータを手作業で合計したもので代用しようかと思ったのですが、そうすると今度は必ず必要な適格請求書の金額と支出が合わないので、八方塞がりの状態です。
Amazonテクニカルサポートにも引き続き問い合わせ中ですが、他のセラー様の経験や解決策を共有いただければ大変助かります。
よろしくお願いいたします。