価格の自動設定ツールは、ポイントも考慮して価格設定、検証を行います。ポイントが考慮される点は以下の通りです。
たとえば、出品者の出品価格に対するポイントの付与率が1%の場合、価格の自動設定は価格更新の際に常に1%を維持して更新を行います。これは、参照するおすすめ商品の価格や最低価格のポイント付与率が、出品者と同じ1%でない場合も適用されます。ただし、自動設定の途中で、価格の自動設定以外の手段で出品価格やポイント数を変更したことにより、出品者のポイント付与率に変化が生じた場合、価格の自動設定は、最新のポイント付与率を維持しながら価格更新を継続します。
たとえば、出品者の設定する販売価格が1,000円と10ポイント、参照する価格が1,000円と50ポイントの場合、価格の自動設定では990対950(1,000円引く10ポイント 対 1,000円引く50ポイント)で比較し、設定した価格の自動設定ルールに従い、価格からポイントを差し引いた合計をもとに新しい価格とポイントを設定します。
項目 | 出品者 | 参照先 | 価格変更 | 変更後価格 |
---|---|---|---|---|
販売価格 |
1,000 円 | 1,000 円 | -40 円 | 960 円 |
ポイント数 |
10 ポイント | 50 ポイント | - | 10 ポイント |
ポイント% | 1% | 5% | 1% 維持 | 1% |
比較値 | 990 | 950 | -40 | 950 |
項目 | 出品者 | 参照先 | 価格変更 | 変更後価格 |
---|---|---|---|---|
販売価格 |
1,000 円 | 900 円 | -62 円 | 938 円 |
ポイント数 |
50 ポイント | 9 ポイント | -3 ポイント | 47 ポイント |
ポイント% | 5% | 1% | 5% 維持 | 5% |
比較値 | 950 | 891 | -59 | 891 |
例えば、出品価格の下限値を1,000とした場合、販売価格が1,010円で10ポイントとなる場合がありますが、販売価格が1,000円で、10ポイントとなることはありません。1,000円-10ポイント = 990となり、出品価格の下限値を下回ってしまうためです。また、出品価格の上限値を5,000とした場合、たとえば、販売価格が5,500円で500ポイントとなる場合があります。5,500円-500ポイント = 5,000となり、出品価格の上限値を超えていないため、設定の範囲内となるためです。
価格の自動設定以外から価格やポイントを更新んすると、価格設定ルールは一時保留になります。価格の自動設定ルールが「 価格の自動設定の続行」をするように設定されていない場合は、後で手動でルールを再開する必要があります。効率化を図るために、すべての価格自動設定ルールで「価格の自動設定の続行」を設定しておくことをおすすめします。
出品者が価格の自動設定で設定した下限価格と上限価格は、出品者が価格の自動設定を使用していない状態でも適用され、ポイント数も同様に加味されます。出品商品が検索対象外になる場合は、価格の自動設定を使用すると出品商品が検索対象外になるをご確認ください。