お世話になります。
弊社は小さな会社なのですが、「転売目的が疑われる注文のキャンセル方法について」について、弊社の対応例を紹介させて頂ければと思います。
弊社では、転売目的の場合は下記の2パターンがあると考えております。

1. 購入後、海外転売される場合が想定される注文
2. 贈り物、またはギフトでの納品書を入れないリクエストのある注文

結果的に言いますと、弊社の場合は両方ともお売りしています。
1.の海外転売については避けきれない面もありますし、こちらも最低限の利益を頂き、
海外転売？が疑われても、国内の配送先であれば通常の販売と同様に発送しています。

2.の場合ですが、国内の転売が考えられる場合でも、こちらは発送しています。
但し、こちらも「販売責任」が発生する以上、それなりの対応が必要と思い、数年の試行錯誤の上で、下記のメールを返信の上、いかにもギフト(贈り物)という文面を同梱して発送しています。
*****贈り物なので、納品書なしで…の場合の返信
この度はご注文下さいまして、ありがとうございました。
また、今回のご注文分につきましてギフト用とのことで、納品書を同梱しない形での発送ご希望とのリクエストありがとうございました。
amazonマーケットプレイスに出品しておりますこちらからの発送につきましては、すべてのご注文に納品書を同梱しておりますが、「贈り物」または「ギフト」のご用途でのリクエスト出荷品につきましては、納品書の代わりに「**様からのご依頼で、**様への贈り物です」という一文を添付しております。
納品書を同梱しない出荷分につきましては、商品を受け取られた方から弊社へ荷物の問い合わせを頂いた事例もあり、贈り物であることをご案内するために上記を納品書を同梱しないすべての出荷品に同梱させて頂いておりますので、何卒ご了承ください。

上記が返信の内容です。
また、実際の商品については、発送時にワードで作った簡単な文書を同封しており、その文書には、いかにも贈り物対応の為という装丁で「**様からのご依頼で、**様への贈り物です」という文書と共に、「商品に関するお問い合わせは、ご依頼元の****様からのメール経由にて対応させて頂きます」と添え、注文番号とこちらの会社名を記載して発送しております。
もちろん、ユーザーが転売会社に注文しているという認識があるのであればこちらは感知しないのですが、それを転売会社と知らないユーザーには、こちらが販売会社ですと伝えてあげるようにしており、実際に転売会社から注文が来た送り先のユーザーが、次には直接こちらへ注文してくれるようになった例があります。
弊社も最初は、「あからさまな転売は嫌だな」と考えたのですが、物は売れないと「売上」にならないと見方を変え、現在は上記の対応をしております。
この仕組みを実践するのは最初は大変ですが、一度ひな形を作り、メールや同封の「お買い上げ御礼」を変えるだけなので、試してみてはいかがでしょうか。
転売は根絶するのは難しいかもしれませんが、転売ヤーがお客様を紹介してくれたと考えれば苦にはならないと思います。
長文にて失礼しました。