憶測ですが、海外セラー様でしょうか？

Taka様も書かれている内容と似てしまいますが、商品によると思います。

あくまで、私の好きな分野、家電などに限定しての内容ですが、
ノーブランドの印象は概ね悪いと思います。
海外各国の方々がどうかは、存じませんが、日本人消費者は低価格で
あきらめもつく商品や、使い捨て商品、消耗剤などはさておき、家電製品の
本体等は「いざ」という時のサポートの期待はすると思います。
「売ったら最後、連絡が付かなくなりそうなメーカー」は懲りています。
その為「中国メーカー」に対して印象が悪い面も否定はできないと思います。

ビジネスショーやCEATEC JAPAN 等、見本市などで中国から
来られている方の名刺は翌年には企業名そのものもwebから
消えているケースもあります。

そのような中で充電器などの低価格商材でも「anker」や「aukey」のように
日本にも事業所を開設して03-で始まるような電話番号でサポート等が行われていると
一気に評価が高まります。（’ただし変な日本語が少しでもあるとアウト）

昨今、一部海外セラーが裏技的に評価を陰で操作している疑いもありますが、
短期売り逃げならそれで良いでしょう。しかし正攻法で販売したほうが、
ビジネスとしては先々長く商売が出来ます。

もし私が中国人で日本に住んでいて日本人の感情が分かっているという
立場なら、賃料の安い地方都市で小さなオフィスでも良いので事務所を設けて
日本人を雇用して、誠実なブランドを立ち上げようとすると思います。

現存して世界的には出荷数も多い実質家電メーカーなので、
どことは言いませんが「出荷して4台中1台は返品になってますね。
商品は送り返さなくて良いです。次回出荷分に多めに納品します」
とか言うような不良品出荷前提のようなメーカーでは、バイヤーであっても
日本人としては信用をしません。自分の店のカンバンに傷がつくからです。

中国人がメンツを重んじるのであれば、日本人は付き合いを重んじます。
それは顧客と販売店、顧客とメーカーでも一緒。ガラパゴス文化ですが。

あと、日本メーカーも中国やタイランド、ベトナム、フィリピンなどで製造しています。
しかし歩留まり含めて、同じ中国で作っているとは思えない数値ですよね。

最終的に家電メーカーの中にいた時に思ったのは、中国企業と日本企業の製造で異なるのは
製造精度もさることながら生粋の中国メーカーは「検査が杜撰」とは思いました。
先のメーカーさん含めて、明らかに検査してないよね？ぐらいに思います。

それらを払拭して「不良品を流通させない」「不良品が出た時にこそ
顧客満足を得るチャンス」として顧客対応をする事で、普通に中国メーカーも
躍進できると思います。日本メーカーは体たらくな上にブランドに縋ってる
モンスターだらけですしね。

ロゴだけ変えたPB製品工場から調達するなら、自社のロゴが入った製品だけは
自社検査場でも設けて製品検査して出荷する様にしていけば、あとは広報も
適切に行う事でそのメーカーが同じ工場から供給を受けている他のファブレス販社
よりも一歩先を行けると思います。

小売りではないデバイスを求めている知人社長が毎週のように中国に行っていますが
信頼できる相手としか関わらない。そして長い付き合いをしています。日本人バイヤーは
「長い付き合い」を重んじます。多少条件が悪くても「長く信じられる相手」から供給を
受けます。

あくまで私の知る業界だけの話ですが。