事業者としての実績もなく、事業者としての実態もない個人の割賦販売法での審査とはどのようなものだろうか。

「スコアリング」
法人は登記簿や企業DBなど、個人事業の場合は経営者の年齢、店舗の形態・営業年数、売り上げ規模、業種や取扱商品の内容など。
amazonの個人セラーはこの個人事業と同じような基準でスコアリングしているのでは？
販売実績がなければ年齢や居住地、業種や取扱商品。
なので登録する商品が大きなウエイトを占めそう。
内容をよく確認せずにツールを使って登録するのも危ない。
というか、そのうちアクワイアラはリアル店舗を持たないセラーが多岐に渡るカテゴリーの商品を大量に登録していること自体を「マイナス評価」するようになるのではと思う。

「信用情報(異動情報)」
過去に3ヶ月以上の延滞、保証会社の代位弁済、自己破産などの債務整理といった履歴の確認。

「虚偽の申告」
カード業界ではDBを共有しているので虚偽の申告は大きなマイナス。
書き間違いも同様。(審査する側からすると書き間違いかどうかなどわからない)
「これは書かなくてもいいだろう」と勝手に判断するのも虚偽の申告、不正申告になる可能性あり。

重要なポイントは、アクワイアラはamazonや決済代行会社など、仲介者には審査結果だけで、何が問題であったかは伝えない。
信用情報はアクワイアラ間で共有されるものであり、楽天のようにカード会社を持っている会社でも、ECの担当に「あの出店者、2年前に代位弁済しているみたいですね」とか伝えない。
どの会社も人の入れ替わりがあり、そんなことをしたことが漏れるとそのカード会社がアクワイアラとして業務停止などの処分を受ける。