アカウントには強さがあり、様々な点で強いほど利点が生まれます。

画像の編集権限が相乗りセラーに有るのが理解できないですね・・・

昔にテクサポより、そのカタログに対する販売者の権限の強さが関係していると聞いております。

ー 相乗りが発生すると、自動的にロックがかかる場合がある。
この場合、変更はAmazonに依頼する必要が出る。

ー カタログ修正依頼を出して、Amazonが変更すると、ロックは必ず発生する。
依頼者のページコンテンツで変更されない事での先祖返りが防止される。

ー ブランド登録者は、登録されたブランドに対し、二段階上の権限を持つ
これにより、他出品者が相乗りをしても、変更されない。

上記の仕様によって、ハイジャックができないように防止されています。 しかし、2018年ごろから、これら対策が効かない出品者が現れ、Amazonブランドのカタログすらハイジャックされるケースが発生しました。 また、ハイジャックする者は主に中国セラーとなります。

当時のWSJ紙の調査では、リミッターが外れた出品者アカウントが、当時約120万円程度の価格にて中国で裏取引されているとの報道。 当時のAmazonのスポークスマンは存在を否定しています。 このリミッターが外されていると思われる中国セラーのアカウントの場合、いくら通報しても対応していただけないだけでなく、逆に偽った申告を行ったとして警告を受けるので、サンドバック状態になってしまいます。

このリミッターが外れていると思われる中国セラーに攻撃を長期間かけられていたこともあり、これらに対して個人的に気がついた点は以下です。

ー 新規のカタログでも、一般検索が引っかかりやすくなる。
ー メイン画像がない状態のカタログも、検索に引っかかる
ー 広告に対しても有利に働いているようで、彼らと重なったキーワードは変な動きとなり、下手に張り合うとROASが著しく低下する。
ー ブラウズノードで制限されているはずの禁止ワードが効いていない。正しくないカテゴリ設定でも、検索に引っかかる。

今回の攻撃者の保有する他のカタログに、上記内容が含まれている場合、要注意してください。

彼らの副産物として、攻撃も可能になるようで今回のハイジャックはその可能性があります。
もし、こちらが危険視している権限のリミッターが外れている中国セラーの場合、以下の攻撃が可能になると思います。

（１）攻撃対象者が親ASINを作ることで、親ASINの商品内容で上書きされる。
ー 親ASINには必要な重要情報は上書きされる。必須項目でない製品説明等がブランクの場合、ブランクで上書きされる。 この攻撃を受けた殆どの出品者は、データが消える障害と勘違いし、攻撃とは思わない。

（２）攻撃対象者が販売している親ASINに他社カタログの子ASINを在庫０で加える事で、レビューのハイジャックを行う。 これを受けると、被害者のカタログに変な挙動が発生し、放置するとバリエーションが崩れる。

（３）彼らの間で新しい攻撃手法が広まったようで、ステルス状態での手法もある。在庫ゼロでの相乗りと、相乗りカタログの作成・削除を繰り返す。 依頼者のカタログデータしか調べる事ができないテクサポ権限では、攻撃者を断定する事が困難の模様。

今は不明ですが、上記の攻撃が連続して長期的にかかった場合、テクサポを通して調査依頼を出し続ける事で、テクサポは日本に残されたアカスペと連携を行い、攻撃者のアカウントに処罰を行っていただけます。 しかし、単なる停止処分だと、数日後に復活し、逆恨みの攻撃が悪化する危険性が強まります。 処分執行時に、カタログ削除を同時に行って頂く事で、復活に足が着くようなので、数日による復活は防げます。 しかし、1年ほど経過すると復活します。

こちらが有効と考える手法は、攻撃を受けたら、攻撃者をアカウント停止に持っていくのを繰り返す事のみです。 攻撃者の裏コストが累積し、それが経済的損失となり窮するとアカウントが闇で売りに出されます。 ここまで行わないと、逃げ切れません。