それより前からと思っております。
以前から、地域別販売権利などを無視するビジネスモラルの低い出店者がAMAZON JAPANに出店しており、儲けが出ている事から、現在中国にてAMAZON JAPANに対する出店セミナーがブームとなっております。 このセミナーですが、もともとAMAZON USAから始まり、次にAMAZON EU (主に英国)が狙われ、今はAMAZON JAPANが脚光を浴びております。 この背景で、素人の海外の業者が競うようにAMAZON JAPANに出店開始をされたがる傾向があります。 現在も、このセミナー受講は満席が続いていると聞いていますので、今後も増加される傾向になると予想しております。
このセミナーを受けたセミナー受講者は、規約違反で出店停止にならないような策を講じているようです。
このようなセミナー受講者の場合は、全体的に以下の方法をとられると思います。
(1) 出品後に評価5のリビューを、1日2−3件作り、徐々に増やす
(2) 出店者の高評価リビューも、同様に1日2−3件と徐々に増やす。
(3) 新規製品は、価格は原価割れを行っても低価格にし、販売開始を行う(正規ルートからの購入者を減らし、自分のランキングを上げる事を目的)
(4) ランキングが上がったら、購入者に目立つようになるので、徐々に金額を上げていく
(5) 増加した数量を元に工場と価格値下げ交渉を行う
(6) 日本国内の返却先住所を何らかしらの方法にて用意して、FBA利用権利の承認を取得される。
当方もAMAZON JAPAN様に何度も相談しておりますが、結果が出てきておりません。
そのため、直接連絡をし、商流上違反行為として連絡をすると直ぐに販売を取りやめる場合もあります。 ところが、無視もしくは反対に脅迫まがいのメールを変な日本語で送り返してくる場合があり、この場合はビジネス倫理の尺度があまりにも違いすぎるため、非常に厄介です。
工場も製品価値が下がる事で、粗利益になります。また、新しい人員の増加により、全体の品質が低下し初期不良が増えるといった様々な面で悪循環を発生する仕組みとなります。健全な状態ではないので、このような業者を絶たれたい工場も増えており、一緒に策を講じても、結果がまだ出る方法が見つかっていません。
なお、今回ブームの日本セミナー受講による方々は、(工場との関係が弱いので)元を断つことで解決できる場合もあるのですが、初期のAMAZON USA攻略セミナーの受講者で、米国ルートをすでに作ってしまった業者相手は、米国向け製品購入が構築済みです。この米国向けの商品は、地域別合意条件を尊守されないで、日本にそのまま持ってこられると、元を断つ策が困難です。
これは、日本国内の小売店における販売価格とECサイト販売価格に大幅なギャップが生じます。この状態が続くと、日本国内を中心に物の販売でビジネスを行っている多くのに、莫大な悪影響が出てしまい、日本で正規ビジネスを行われている全ての方に根本を揺るがす問題になる可能性を秘めているとして、すでに個人レベルの問題ではなく、日本国内の社会レベルの問題になると考えております。
正直、当方もどうすればいいのか悩んでおります。
2017/04/20 12:37に1投稿者によって編集されました